服用について

お子さんの服用のために

監修:鳥取大学医学部 感覚運動医学講座 皮膚病態学分野
准教授 吉田雄一 先生​
国立成育医療研究センター 小児がんセンター 脳神経腫瘍科
診療部長 寺島慶太 先生

お子さんがカプセル剤を服用できるか、心配な保護者の方へ

小児用の薬は主にシロップや粉薬で、年齢や症状に応じて錠剤が使われる場合があります。
一方、カプセル剤を服用する機会はあまりなく、カプセル剤が飲めるかどうか心配な保護者の方もいらっしゃるかと思います。

このページでは、お子さんがカプセル剤を服用するためのコツやポイントを紹介します。

カプセル剤を飲み込むためのコツ

下を向いた状態で飲み込む
  • 錠剤は水に沈みますが、カプセル剤は水に浮きます。
    そのため、上を向いて飲むと、カプセル剤が喉の入り口から遠ざかり、水だけ飲みこんでしまうため、口の中にカプセル剤が残ってしまうことがあります。
  • 下を向くことで、カプセル剤と喉の入り口の距離が近くなり、飲み込みやすくなります。
  • 上を向くと、水やカプセル剤が誤って気管(空気の通り道)に入ってしまう危険性が高くなります。気管に異物が入ってしまうと、窒息や肺炎などの原因となります。
口の中を湿らせる

錠剤と異なり、口の中が乾燥しているとカプセル剤は口の中に張りつきやすく、飲みにくくなります。
先に水を口に含んで、口の中を湿らせておくようにしましょう。

その他のポイント

お子さんがカプセル剤をうまく服用できない場合、カプセル剤そのものの飲みにくさの他に、以下の2つの理由が考えられます。

お子さんの成⻑のペースや心理状態に合わせたコミュニケーションをとることで、こうした疑問や不安を軽減することができます。

病気と薬について完全に理解できない/
自分で薬の管理ができないお子さん向けのポイント

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